オンラインセミナーとは?メリットやデメリット・やり方を紹介

「自社でもオンラインセミナーを開催したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。この記事ではオンラインセミナーのメリットやデメリットについて詳しく解説します。

また、オンラインセミナーを開催する時におすすめのツールも紹介します。この記事では、オンラインセミナーを開催する方法と利用するツールなどを紹介するので参考にしてください。

オンラインセミナーとは

オンラインセミナーは、ウェビナー、ネットセミナー、あるいはWEBセミナーとも呼ばれ、ウェブ上で実施されるセミナーを指します。ZoomやYouTubeなどのツールを用いて、動画と音声を通じて配信が可能です。

通常のセミナーとは異なり、オンラインセミナーは開催場所や時間に拘束されず、どこにいても参加できるメリットがあります。

種類

オンラインセミナーを開催する前に、オンラインセミナーにはどのような種類があるのかを把握することが重要です。オンラインセミナーには「見込み顧客向け」「顧客育成向け」「リピート客向け」の3種類のセミナーがあります。

それぞれセミナーを開催するにあたって、誰に向けたセミナーをするのかをハッキリさせることが大切です。ターゲットや目的に応じて、セミナーの企画テーマや内容などが異なるからです。

見込み顧客向け

見込み客向けのオンラインセミナーは、見込み客を獲得することを目的にした内容のセミナーです。見込み客を獲得するためには、セミナー参加からサービス・商品購入につなげるための導線を整理する必要があります。

その場で即決してもらえるように誘導するか、個人面談に誘導してそれぞれの悩みに合わせた提案をするのが効果的です。また、ステップメールを送ってアフターフォローをしておくことが重要です。

リピート客向け

リピート客向けのオンラインセミナーとは、リピーターへの客単価の向上や関連商品の購入につなげるためのセミナーです。リピーターに対して単価の高い商品の提案や、関連商品に興味を持ってもらうセミナーをすることで利益向上を狙えます。

リピート客向けのセミナーでは、顧客にリピートすることのメリットなどを伝えることが重要です。

顧客育成向け

顧客育成向けのオンラインセミナーは、顧客を育成することを目的としている内容のセミナーのことです。見込み客を商品購入する状態まで導き、既存顧客をリピーターにするためのセミナーを行います。

見込み客に対して商品の魅力を伝え、既存顧客に対してリピートしてもらえるような施策を行います。

配信方法

オンラインセミナーには「ライブ配信」と「録画配信」の2つの配信方法があります。それぞれの特徴やメリットを理解し、目的や顧客のニーズに合わせて最適な配信方法を選択することが重要です。目的に合わせた配信方法でオンラインセミナーを開催しましょう。

リアルタイム配信

リアルタイム配信のオンラインセミナーは、事前に開催時間が決まっており、リアルタイムでセミナーを配信できる方法です。リアルタイムでの配信をしているので、参加者からの質問にリアルタイムで答えられます。

そのため、リアルにセミナーに参加しているかのように配信者と参加者の間でコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。

録画配信

録画配信は、撮影や編集をしたオンラインセミナーの動画を前もって告知した日時に配信する方法です。ライブ配信のオンラインセミナーとは違い、配信前に動画編集してわかりやすい動画にできることが特徴です。

動画を編集することで、視覚効果の高いスライドやテロップなどを動画に組み込めるので、ハイクオリティな動画を作れます。

オンラインセミナーの活用シーン

オンラインセミナーには、さまざまな活用方法があり、顧客の獲得やリピートしてもらうことなどの他に、新卒・中卒採用などに向けた会社説明会などにも活用できます。商品・サービスの認知拡大や新商品などの説明会など、幅広い目的に合わせたセミナーを開催することが可能です。

また、株主総会や報告会などもオンラインセミナーで行えるため、積極的に取り入れている企業も増えています。多種多様な活用シーンがあるオンラインセミナーを取り入れることにより、場所や開催する制限がなくセミナーを開催ができるので効率的です。

オンラインセミナーのメリット

オンラインセミナーとは、インターネット上で開催される研修や講習会のことを指します。オンラインセミナーの開催は、主催者側や参加者側にメリットがあります。

ここでは、主催者側と参加者側のそれぞれのメリットについて詳しく解説します。

主催者側のメリット

オンラインセミナーを主催する側のメリットは、会場を予約する必要がないため、セミナーを開催する日程を調整しやすいことです。また、会場などの収容人数に制限がないため、参加人数を気にすることなく開催ができます。

インターネット上でセミナーを行うため、国内外を問わずどこにいても参加できるので、さまざまな参加者がオンラインセミナーを受講できます。そのため、会場にかかる費用や参加するための交通費、配送業者の手配や梱包作業などの手間が一切不要なことも大きなメリットです。

オンラインセミナーの講師や運営スタッフが、それぞれ別々の場所にいても配信や運営ができるので、スムーズで効率的な運営をできます。また、オンラインセミナーの内容を録画しておけば、いつでも再利用できるのでおすすめです。

インターネット上で行うことで、当日の設営や受付・撤去作業なども必要ないので、人件費などのコストを抑えられます。

参加者側のメリット

オンラインセミナーに参加する側のメリットは、インターネット上で参加できるため、移動時間や交通費がかからないことです。また、どこにいてもスマートフォンがあれば参加できるため、日程調整が簡単なことも魅力です。

通常のセミナーでは、遠くて文字が見えないこともありました。しかし、オンラインセミナーであれば、スライドが自分の画面に表示されるため、快適にセミナーを受講できます。また、チャット機能やQ&A機能がある場合は、気軽に質問できるので上手く活用していきましょう。

オンラインセミナーが終了してもアーカイブ動画の限定配信があると、参加できないセミナーが開催された際に、自分のタイミングで動画を見ることが可能です。また、手元にあるスマートフォンやパソコンなどで、司会者や講演者がトークしている様子や表情などが近くで見られるので、親近感があることもポイントです。

オンラインセミナーのデメリット

オンラインセミナーの開催には、いくつかのデメリットも考えられます。セミナーをインターネット上で行うため、オンラインセミナーならではのデメリットがあります。

ここでは、オンラインセミナーを開催するにあたって、主催者側と参加者側のそれぞれのデメリットについて詳しく解説します。

主催者側のデメリット

まずは、オンラインセミナーを主催する側のデメリットについてです。インターネットを利用してオンラインでセミナーをするため、回線の問題で映像の乱れや音声が途切れてしまうリスクがあります。そのため、主催者側は回線が不安定にならないように、インターネット環境をしっかりと整えておく必要があります。

オンラインセミナーは、参加者の反応や様子がわかりづらいということがデメリットです。主催者側は、オンラインセミナーの参加者すべての様子を把握できるわけではないです。一方的なセミナーにならずに、こまめに参加者とのコミュニケーションを取っていくことが大切です。

また、オンラインセミナーは議論やワークショップなどの相性が悪いため、開催は難しいでしょう。

参加者側のデメリット

オンラインセミナーに参加する側のデメリットは、現地で開催されるセミナーを受講するより、集中力を維持するのが難しいことです。主催者側にも言えることですが、オンラインセミナーの運営側は参加者の表情が伝わりにくいため、セミナーが退屈だと感じて集中力が切れてしまいます。

オンラインセミナーでは、参加者がしっかりとセミナーに参加する姿勢になっていることが大事です。また、主催者側にも参加者が集中してもらえる内容にする努力や経験を積んでおく必要があります。

また、参加者側と主催者側にも言えることで、インターネットの環境次第で映像が乱れたり音声が途切れていたりしてしまう可能性があります。参加者側も安定したインターネット環境を整えてからオンラインセミナーに参加しましょう。セミナーの映像や音声が安定した状態で受講することが可能です。

オンラインセミナーにおすすめのツール

オンラインセミナーを開催する際は、配信するためのツールの利用が必要です。オンラインセミナーを配信するツールは、多くの種類があります。最もメジャーで利用されているツールは「ZOOM」や「 YouTube Live」が挙げられます。

ここでは、オンラインセミナーで利用しやすいおすすめのツールについて、それぞれ詳しく解説します。

Zoom

オンラインミーティングなどでZOOMミーティングを利用している方は、馴染みがある操作性で利用しやすいでしょう。ZOOMは初心者でも利用しやすいツールなので、はじめて配信ツールを利用する方にもおすすめです。

回線速度が遅くても比較的途切れにくく、フォローアップメールやアンケートトップページへの設定も可能です。受講できる人数はプランにもよって異なりますが、100〜1,000人が受講でき、利用者は全員ZOOMアプリをダウンロードしておく必要があります。

YouTube

YouTubeは、利用者も多く馴染みがあるツールなので、参加率が他のツールに比べて高くなることが特徴です。主催者側も無料で利用できるので、費用をかけずにオンラインセミナーを開催したい方におすすめです。

YouTubeの特徴は、セキュリティが高いこと、追いかけ再生やアーカイブ保存ができ、無期限で公開ができます。また、視聴者は専用のアプリをダウンロードする必要もなく、手軽に参加できます。

Microsoft Teams

icrosoftのTeamsは、すぐに始められる「会議」の他にWEBセミナー向けの「ウェビナー」、大規模のオンラインイベント向けの「ライブイベント」の3種類の機能が用意されています。

ウェビナーには最大で1,000人までの参加が可能で、主催者は、ウェビナー機能が利用できるMicrosoft Teamsライセンスが必要になりますが、参加者はライセンスやアカウントが必要ないので気軽に参加できます。

Webex

オンラインセミナーツールのWebexは、最大100,000人の参加者に対応しており、100以上の言語のリアルタイム翻訳を提供しているため、国内外に関わらず世界中の視聴者へのアプローチが可能です。

また、設定のサポートが必要の場合には、サービスチームによる充実したサポート体制が整えられているため、はじめての方でも安心して利用できるでしょう。

オンラインセミナーのやり方・開催手順

オンラインセミナーを開催する前に、パソコンやカメラの接続、映像・音声などのチェックをしっかり行いましょう。セミナーを開催する30分〜1時間前くらいまでには、映像・音声チェックなどを行い、最後の配信テストを必ず行いましょう。

開催前の接続に問題がないかや、映像・音声・音量などに問題がないかのチェックを済ませておきます。セミナー開催の時間が迫ってきたら、参加者に向けてセミナー開催のアナウンスをしておきましょう。

音声が問題なく届いているかやスピードが速すぎるなど、トラブルがないかをチャットで視聴者に教えてもらい、修正していくのがおすすめです。セミナーの開催中は、チャットをこまめにチェックして、音声の大きさや雑音が入るなどのトラブルに迅速に対応できるようにしましょう。

事前のリハーサルなどで、いくつかのトラブルに対して迅速に対応できるように練習しておくと、オンラインセミナー本番の際にもスムーズに対応できます。

オンラインセミナーを成功させるコツ

オンラインセミナーを開催して成功させるには「配信環境を整える」「リハーサルを行う」「運営代行サービスを利用する」の3つのポイントがあります。

ここでは、オンラインセミナーを成功させるコツについて、それぞれ詳しく解説します。

配信環境を整える

オンラインセミナーを成功させるためには、快適なインターネット環境を用意して配信環境を整えることが重要です。オンラインセミナーにはどこでも配信できて、参加者はどこにいても気軽に参加できるというメリットがあります。

しかし、インターネット上で行うセミナーになるため、インターネット環境が不安定で配信環境が整っていない状況だと、映像の乱れや音声が途切れてしまう原因になってしまいます。伝えたいことが上手く伝わらず、参加者の離脱につながってしまう可能性があるため、主催者は配信環境を整えることが重要です。

リハーサルを行う

オンラインセミナーを開催する際に、しっかりと配信環境を整えても急に回線の調子が悪くなったり、思わぬトラブルが起きたりする可能性があります。そのため、事前のリハーサルを行い、映像や音声のトラブルに対して迅速に対応する練習をしておくことをおすすめします。当日に映像や音声トラブルが発生した際に迅速でスムーズな対応をできるでしょう。

リハーサルをする際は、主催者・司会進行・オペレーターなど、関係者全員が参加することが理想的です。とくにオペレーターは、2人以上が参加するようにし、当日1人が不在でも円滑な運営ができるように事前に準備しておくことが重要です。

運営代行サービスを利用する

オンラインセミナーの開催は、適切な配信環境の整備や事前のリハーサルを行い、予期せぬトラブルにも迅速に対処できるよう準備することが不可欠です。しかし、オンラインセミナーを初めて開催する方や、関連する知識や経験が不足して不安を感じる方にとっては、オンラインセミナーの運営代行サービスを利用することをおすすめします。

運営代行サービスを利用することで、経験やノウハウを持っているプロが運営代行をしてくれるため、急なトラブルに対しても迅速に対応することが可能です。セミナーの運営がスムーズに行われ、参加者や主催者の負担が軽減されると同時に、高品質なセミナー体験が提供されることにもつながります。

オンラインセミナーに興味を持ったら、ウェビナーマーケティングも一緒にチェックしてみてください。ウェビナーマーケティングとは、オンラインセミナーを活用して商品やサービスを宣伝・販売する手法です。意味やメリット、実施する際のポイントなど、詳しく知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

オンラインセミナーは、場所を用意する必要がなく、インターネット上で開催されるため、参加者はどこにいてもスマートフォンさえあれば、気軽に参加できることがメリットです。オンラインセミナーを成功させるには、配信環境を整えて事前のリハーサルをしっかり行いましょう。

しかし、はじめてオンラインセミナーを開催する方は、上手く運営できるか不安な場合も少なくありません。そこでおすすめなのが、運営代行サービスです。

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