採用活動で会社説明会などの動画コンテンツを活用したい。しかし、どのように制作すればいいのか分からない」とお悩みの担当者様は多いのではないでしょうか。
本記事では会社説明会動画の種類や利用メリット、制作のポイントをご紹介します。「動画で志望者の応募率を上げたい」というご担当者様は、ぜひご参考にしてみてください。
会社説明会動画の利用シーン
会社説明会動画は、WebサイトやYouTubeなどで、いつでもどこでも会社を紹介できるのが特徴です。近年の採用活動では、次のようなシーンで会社説明会動画が活用されています。
・オンライン会社説明会で動画を流す
・求職者向けの採用サイトや会社ホームページ
・紙媒体(パンフレットなど)へQRコードを載せ、動画を見てもらう
・SNS、YouTubeでの採用ブランディングとして
ここ数年の採用市場では、インターネットやSNSを利用した採用活動がトレンド。
つまり、採用活動において動画コンテンツの利用は「必要不可欠」といってもよいのです。
会社説明会動画の種類
会社説明会動画では「採用の4Pの何へフォーカスするか」によって、動画制作時に重点を置くべきポイントが変わります。
さっそく、採用の4Pに照らし合わせた動画の種類(型)を見ていきましょう。
【《採用の4P》を意識した会社説明会動画の種類】
①Profession(仕事や事業)
自社で働く魅力を紹介する「仕事紹介」の動画。1日の業務の流れ、詳しい仕事内容などを紹介する。
②People(人材)
一緒に働くメリットを訴求する動画。「社員インタビュー」が挙げられる。
③Philosopy(理念)
組織全体の理念やビジョンの紹介動画。コンセプトムービー、経営者のメッセージなどが最適。
③Privilege(待遇)
自社で働くメリットやベネフィットを紹介する動画。職場環境や独自の福利厚生制度などを紹介する。
採用活動の目的やイベントごとにこれらの動画の種類を使い分ければ、より高い効果が得られるようになるでしょう。
会社説明会動画を利用するメリット
採用活動で会社説明会動画を利用するメリットには、以下の4つが挙げられます。
企業のブランディングやアピールにつながる
会社説明会動画を採用活動に利用すると、企業ブランディングやアピールがしやすくなります。
動画コンテンツはネットを介して情報収集をしている若年層との親和性が高く、積極活用することで情報をリーチしやすくなるのです。
認知を獲得できれば、のちの母集団形成、動機形成にも役立ちます。
言葉では説明しにくい社風などを伝えられる
会社説明会動画は、文字・画像・口頭での説明では分かりにくい魅力をアピールしやすい性質もあります。
たとえば自社の社風・勤務風景などは、実際にその場にいないとなかなかイメージしにくいもの。このとき「会社の1日紹介」などの動画コンテンツを視聴してもらえば、まるで“疑似入社”したかのように直感的に訴えかけることができます。
働くイメージを持たせることができる
会社説明会動画で「社員が実際に働いている様子」を紹介すると、自分が働いているイメージが湧きやすくなります。
内定承諾につながるほか、入社後のミスマッチ離職を防ぐ効果も期待できるでしょう。
説明会開催に伴うコストを削減できる
会社説明会をオンライン開催した場合、対面式に比べて会場のレンタル費や人件費、出張費、設営などにかかるコストを減らせます。
また会社説明会動画はいったん制作してしまえば、さまざまな場所、シーンで再利用が可能です。採用コストが削減できれば、別の採用活動へ予算を割きやすくなるでしょう。
会社説明会の構成要素
一般的に会社説明会は以下の5つの要素で構成されています。動画配信であっても基本となる要素ですので、しっかりと押さえておきましょう。
会社概要
会社概要とは、事業所の所在地や事業内容などの「会社のプロフィール」です。
Webサイトなどにも記載されていますが、あらためて映像化して紹介することでより伝わりやすくなります。
代表者メッセージ
会社説明会動画では、社長などの経営者が企業の理念、ビジョンを伝えるコンテンツも重要です。経営者がどのような想いをもって事業を行っているのかが伝われば、求職者側の応募・入社動機にもつながっていきます。
事業の説明
会社説明会動画では、自社の事業や商品・サービスについての紹介も重要。
ここで押さえておきたいのが、会社の内側から見た商品・サービス開発の背景やコンセプトです。外からでは知りえない情報を提供することで、求職者に会社への理解を促します。
働いている人のインタビュー
採用活動、とりわけ新卒採用の場合は、「実際に働いている先輩社員のインタビュー」も重要な要素となります。
現場で働く社員の生の声・具体的なやりがいを知ることができれば、採用ミスマッチの防止につながるでしょう。
会社のビジョンや成長環境について
会社説明会では会社のビジョンについても盛り込みましょう。会社としての方向性を示すことで、自分が何を果たすべきなのかが理解しやすくなります。
また動画では社内の成長環境を紹介することも大事です。具体的なキャリアモデル、プランを紹介することで、入社後の自分自身のキャリアもイメージしやすくなります。
会社説明会動画制作のポイント
会社説明会動画を制作する際は、これから紹介する3つのポイントを押さえましょう。
制作目的とターゲットを明確にする
会社説明会動画を制作する際は「目的とターゲット」を絞ることが最重要。
たとえば企業説明会に向けた動画なのに、YouTube広告のような動画を制作しても、物足りない内容になってしまうでしょう。
また広く浅い層へ向けた動画は、認知こそされますが求職者の興味・関心にはつながりにくいものです。対象となる人材が新卒なのか、中途なのか、管理職なのか……などを考慮し、内容を決めましょう。
志望者の目線で動画を作成する
会社説明会の動画は「志望者の目線」に立った内容にすると記憶に残りやすくなります。
学生の多くは「会社に自分が成長できそうな環境が備わっているか」「人間関係はどうなのか」などを知りたがっています。
自分が学生の立場だったら何を知りたいかを考えたり、アンケートで要望を調査したりするなどして、志望者が知りたい情報を盛り込みましょう。
伝えたい内容に適した動画の形式を選ぶ
目的とターゲットが決まったあとは、内容に適した動画形式を選ぶことも大切。
たとえば「仕事内容をアピールする動画」なのに「座談会」の形式を選択してしまったら、業務の全貌がわからないままとなってしまいます。
志望者にとっては消化不良となりますし、入社後のミスマッチにつながる恐れもあるため、内容と動画形式はかならず一致させましょう。
会社説明会動画の配信方法・媒体
会社説明会動画の配信方法には大きく分けて3種類があります。それぞれの特徴、メリットを知り、上手く使い分けてみましょう。
ライブ配信
ライブ配信はリアルタイムで動画配信をする方法です。
ライブ配信を行うには配信会場や機材の確保、スタッフの手配などのコストが生じるものの、オフラインの会社説明会にもっとも近い形式で説明会を開催できます。
参加者は「同じ時間を共有している」という一体感、臨場感を得られるほか、質疑応答をリアルタイムで行えるメリットもあります。
オンデマンド配信
あらかじめ制作しておいた動画を配信するのがオンデマンド配信です。
コミュニケーションが一方的になるデメリットがある一方で、企業としては配信スタッフをスタンバイさせる必要が無いのが利点です。
また視聴者側には、都合の良い時間・場所で視聴できるメリットがあります。
疑似ライブ配信
ライブ配信とオンデマンド配信の間を取った形式が「疑似ライブ配信」です。
動画は事前収録したものとなりますが、配信スタッフを待機させることで質疑応答を行うことも可能です。
また撮り直しや動画編集ができるため、クオリティの高い動画コンテンツを提供できるメリットもあります。
効果的な会社説明会動画を制作するには?
会社説明会の動画コンテンツで最大の効果を得るには、目的やターゲットの決定、内容の練り込みだけではなく、動画のクオリティも求められます。
そのためには、安定した撮影環境・機材が必要です。特にライブ配信の場合は、配信機材に詳しいオペレーターの存在が不可欠です。
しかし、企業によっては動画制作スキルの不足や人員・設備などの問題により、内製化が難しい場合もあるでしょう。
このような場合は、プロの手を借りてサポートしてもらうと安心です。
フクラシアでは、会社説明会の動画配信サポートを行っております。「動画コンテンツで採用活動を成功させたい」というご担当者様は、ぜひご相談ください。
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