近年では商品の販促やPR、採用活動や研修など、さまざまなシーンで動画コンテンツを活用する企業が増加しています。企業活動で動画コンテンツが多く取り入れられている理由とは何なのでしょうか。
ここでは動画コンテンツが注目されている理由や動画を活用するメリット、活用事例をご紹介します。これから動画コンテンツの積極活用を目指したい企業様は、ぜひ参考にお読みください。
動画コンテンツが注目されている理由とは
多くの企業が動画コンテンツを活用する中、そもそもなぜここまで動画コンテンツがポピュラーなものとなったのでしょうか。動画コンテンツが注目されている背景には、次の3要素が大きく関係しています。
ネット環境の変化、スマホの普及により動画が身近なものとなった
近年は都心部では5G回線の利用がスタートしており、今後は全国へ範囲が拡大していくと予想されます。またスマートフォンでいつでも、どこでも動画コンテンツが視聴しやすくなりました。
高速通信が可能になれば、遅延などのストレスなく動画視聴ができるようになります。そのため、今以上に動画コンテンツを活用した企業活動が行われることとなるでしょう。
YouTube利用人口の増加
動画コンテンツと切り離せないのが「YouTube利用者の圧倒的な増加」です。若年層を対象にさまざまな調査を行っている「TesTee Lab」の調査によると、若い世代のYouTube利用率は10代男性で94.1%、10代女性が95.6%と圧倒的な利用率であることがわかります。
また、20代男性は86.4%、20代女性は89.8%とこちらも高い割合を占めていることが分かりました。
(参考:YouTubeに関する調査【2020年版】https://lab.testee.co/youtube_2020)
年代が上に行くにつれて使用率は低下するものの、総務省の調査では「全世代での平均利用率が76.4%」という結果もあります。昔のテレビのように、今や動画コンテンツおよびYouTubeの利用は「当たり前」ともいえる状況なのです。
動画がSNSマーケティングに必須のツールとなった
TwitterやInstagramなどのSNSでは、動画を利用したマーケティングが一般的になっています。動画で商品・サービスの魅力をアピールしたり、企業の取り組みを紹介したりすることで、文章や画像だけでは伝えきれない情報を伝えられるからです。
なお、SNSユーザーは短めの動画を好む傾向にあります。そのため、企業によってはSNSには気軽に視聴できる短めの動画をアップロードし、自社サイトやYouTubeチャンネルへ誘導。そこでは、少し長めの動画を公開する……という手法を採っているところもあります。
動画コンテンツを活用するメリットとは?
企業が動画コンテンツを活用した場合、次のようなメリットが得られます。
文字だけ・画像だけより印象に残りやすい
映像と音声による動画コンテンツは、観る人の「視覚」「聴覚」を刺激します。目と耳の両方で情報を得ることで、内容が理解しやすくなり、記憶にも残りやすくなるメリットがあるのです。
たとえば新人向けに仕事で必要なオペレーションをマニュアルにする場合、文書だけでは具体的な流れをイメージするのに時間・労力がかかります。経験したことがないうえ、一旦頭の中でイメージし直さなければならないためです。
しかし、一連の流れを動画で見せた場合はどうでしょうか。文章に比べると、実際の動き方や流れが明確に理解しやすくなるはずです。これは社員にとっても教育担当者にとっても大きなメリットとなるでしょう。
もちろんこれは社内向けのマニュアルだけではなく、販促や採用活動、セミナー等でも同じメリットが得られます。「視覚」への刺激のみとなる文字や画像に比べると、記憶へ残る割合は歴然の差といえるでしょう。
短い時間で多くの情報を凝縮して伝えられる
動画コンテンツは短い時間で多くの情報を詰め込むことができるのもメリットです。1分間の動画コンテンツに含まれる情報量は、Webサイト換算すると3600ページ分、180万言語分にものぼるといわれています。
静止画や文章では表現しにくい情報も、動画ならギュッと濃縮して伝えやすくなるのです。
自社の販促や採用活動、SEO対策にもつながる
企業によってはYouTubeチャンネルを開設するところも多いでしょう。YouTubeでユーザーのニーズを満たす有益な動画を公開すると、Google検索の上位に表示されやすくなるというメリットもあります。
検索上位表示のためには、タグ付けなどで検索エンジン最適化(動画SEO)をするなどの工夫も必要です。しかしながら、一度上位表示されるようになれば、自社にとって大きな宣伝効果をもたらしてくれるのです。
動画コンテンツの活用事例
動画コンテンツの特徴やメリットについて知ったところで、実際の企業はどのように活用しているのかも知りたいところです。ここでは、動画コンテンツ活用事例の一部をご紹介します。
「わかりにくいこと」をわかりやすく解説する
大手ドリンクメーカーの「KIRIN」では、自社のオウンドメディアにて動画コンテンツを活用し、顧客の獲得につなげています。
たとえばKIRINのワインブランド「メルシャン」のページでは、コツが必要・かつ文章では説明が難しいワインの開け方を、動画で1ステップごとに紹介。実際の手順が確認しやすく、誰でも簡単にコツが掴めるようになっています。
ちなみに、「わかりにくいことを易しく伝えられる」というのは動画の大きなメリットです。この性質を利用し、セミナー開催やオンデマンド研修で動画コンテンツを活用する企業も増えています
TVCMの代わりにYouTubeで商品の販促として動画を活用
「TOYOTA」の公式YouTubeチャンネルでは、自社商品の特徴や魅力を紹介する動画コンテンツを公開しています。テレビが主な広告塔だった時代には、多額の広告宣伝費を使ってCMやタイアップ番組などを制作・宣伝する必要がありました。しかしYouTubeの場合は、CMに比べ動画制作コストもはるかに低くなります。
TVCMの場合は15秒や30秒などの時間の制約があり、構成も自然と限られてきます。一方YouTubeの動画は、短い宣伝動画からドキュメント風・番組風の動画まで、自由に制作が可能です。TOYOTAではこのメリットを活かし、幅広い動画コンテンツを提供。多くのファン獲得に成功しています。
社員インタビュー動画を採用活動に使用
ヒューマンアカデミー株式会社では、採用戦略のひとつとしてYouTubeへ「社員インタビュー動画」を公開。
実際に企業で働く社員のリアルな声や仕事風景を届けることで、会社の特徴や良い面・悪い面までリアリティを持って伝えられます。
近年ではヒューマンアカデミーのように採用活動において動画コンテンツを利用する企業も多く、企業説明会や採用ページ、内定式などで活用されています。
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