セミナー動画のメリットとは? 作り方や活用方法をご紹介

1回のセミナーの開催には、多くの労力・コストが必要です。時間やお金をかけて作り上げたセミナーを、その場だけで終わらせてしまうのは勿体ないもの。そこでおすすめしたいのが、セミナーを「動画」として収録する方法です。本記事では、セミナー動画を制作するメリットや種類、作り方などをまとめてご紹介します。活用例も合わせてお伝えしますので、ぜひご参考にお読みください。

セミナー動画を制作するメリットは?

自社製品の認知度アップや理解、新規顧客の獲得などが見込めるセミナー。セミナー動画にはリアルタイム配信型と収録型の2種類があり、活用すると以下のようなメリットが得られます。

マーケティングツールとしてさまざまな場で使える

セミナー動画の最大のメリットは、マーケティングツールとして多角的に活用できる点です。セミナー参加者への商品PRはもちろん、参加していない人に自社製品・サービスへ興味を持ってもらうことも可能です。

また近年では、セミナー動画をマーケティングオートメーション(見込み客のリード情報を管理し、SNSやWeb、メール等で自動マーケティングを行うこと)へ活用する事例も増えています。
動画という形式のため汎用性も高く、デジタルマーケティングで有効に活用できるでしょう。

時間・場所を問わずセミナーへ参加してもらえる

一般的な“セミナーへの参加率”は、100人に声をかけても1~2人程度とかなり低いとされています。不参加の理由はさまざまですが、そのひとつに「時間・場所の都合が合わない」という理由が考えられます。

会場開催型のセミナーは時間や場所に制約が生じ、遠方に住む人や忙しい人の場合は参加が難しいのがデメリットです。しかしセミナー動画なら、いつでもどこでも好きなデバイスからアクセスが可能です。潜在顧客を獲得するチャンスも増えるでしょう。

開催コストの削減につながる

セミナーを開催する場合、会場費や運営スタッフの人件費など、参加人数に比例して多くのコストが必要になります。一方セミナー動画は、無観客でも開催・製作可能な点が大きな違いです。
広い会場を借りなくともセミナーが開催できるので、多額のコストは必要ありません。参加者が足りず赤字となるリスクも避けられます。

セミナー動画には3種類がある

さまざまなメリットが得られるセミナー動画ですが、セミナー動画を分類すると次の3種類に分けることができます。

1.フルバージョン(全収録)動画

セミナーの様子を全て収録したフルバージョン動画には、ライブ配信のアーカイブを残す方法と、編集動画を公開する作り方の2種類があります。編集を加える場合はスライドやテロップの追加、別の動画の差込みなども可能です。

ただし、ライブ配信の場合は配信の技術・オペレーションによってクオリティが左右されます。アーカイブを残す場合は、プロに運営代行を任せたほうがよいでしょう。

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2.ダイジェスト(一部編集版)動画

セミナーの録画データを3分前後に編集した動画をダイジェスト動画といいます。セミナーで重要なポイントを紹介するツールとして、顧客への案内や自社サイトへの掲載、SNSでのプロモーションなどに活用できます。

3.セミナーブランディング動画

ダイジェストよりさらに短く、1分程度にまとめたセミナー動画をセミナーブランディング動画と呼びます。
いわゆるCMのようなもので、セミナーに興味を持ってもらうこと、認知してもらうことを目的に作られます。

セミナー動画の作り方とは? 制作の流れやポイント

セミナー動画のメリットや種類を知ったところで、実際に制作する場合はどんなポイントを押さえておけばよいでしょうか。次の作り方を意識すると、より分かりやすいセミナー動画になるでしょう。

作り方①:機材を準備する

セミナー撮影で必要な機材は、以下のとおりです。

・カメラ
・マイク
・照明
・スライドデータや資料
・ホワイトボード

カメラやマイクはPC付属のものでも構いませんが、スペックによっては映像が荒かったり、音声が聞き取りづらかったりする場合もあります。今後セミナー動画を多数撮影する場合は、外付けのカメラやマイクを購入することをおすすめします。

作り方②:動画の目的決定

セミナー動画の作り方で重要なのが「動画の目的を決めること」。動画の作り方は、「見たあとにどんなアクションを取ってもらいたいか」で大きく変わります。認知を目的としているのか、見込み顧客を育てたいのか。それとも直接的な購入・獲得につなげたいのかをはっきりさせましょう。
この時点で公開先や、目的に応じたアクションプラン(資料の送付、メール送信、購入申し込みサイトの案内など)も決めておきます。

作り方③:撮影し、編集で観やすくする

セミナー動画の目的が決まったら、台本を作成し撮影を行います。ライブ配信の場合はトラブルを防ぐために、リハーサルで入念に進行をチェックしてから臨みましょう。

収録型の場合はそのまま公開すると冗長化しやすく、離脱率も上がってしまいます。テンポよく視聴できるよう、編集を行いましょう。

テンポの良い動画の作り方としては、不要な部分をカットする、映像を切り替えてメリハリを付ける、観客がいる場合は観客のリアクションを映す……などが重要ポイントです。
分かりやすい内容にするには、動画内へスライドや資料などのファイルを差し込むのもおすすめです。

また、動画に効果音を挿入したり、大事な部分をテロップで強調したりするとよりクオリティの高い動画となります。これらの工夫によって視聴者の心を掴み、ストレスなく観られる動画を意識しましょう。

作り方④:動画視聴後に誘導する商品・サービスの設定

セミナー動画の編集後は、初めに決めておいた「アクションプラン・誘導先」を設定します。セミナー動画の目的や、参加者・視聴者のニーズに応じた誘導を行いましょう。

効果が得られるセミナー動画の活用例

セミナー動画はどの業界でも活用が可能です。ここでは、マーケティングや社員教育などの効果が得られるセミナー動画の活用例をご紹介します。

金融機関:「金融知識セミナー動画」で見込み客の開拓

金融機関では毎年「金融知識セミナー」が多数開催されています。その目的は見込み客の開拓、および接点の拡大です。金融商品の知識や運用のポイントをわかりやすく説明することで、相談や投資の申し込み等のアクションにつなげています。

食品メーカー:「食育セミナー」動画で製品のプロモーション

食品メーカーでは、子育て世帯をターゲットに食育セミナーを実施。無料のセミナー動画として配信することで、誰でも気軽に参加できるよう工夫し、食育に対する認識の向上製品の宣伝に成功しました。

社員研修:過去のセミナー動画を活用、教育コストの削減

セミナー動画は社員研修へ活用するケースも多く見られます。従来は「会場集合」で行っていた研修を、社員各自で過去のセミナー動画を視聴する方式へとスイッチ。研修講師への報酬や会場費、時間コストなどを大幅に削減することに成功しました。

セミナー動画制作はフクラシア動画サポートサービスへ

セミナー動画のメリットや作り方の流れをご紹介しましたが、「いきなり動画制作をするのはハードルが高い」という企業様も多いかもしれません。そのような場合は、思い切って動画制作をアウトソーシングしてしまうことをおすすめします。

フクラシアの「動画サポートサービス」では、動画内容のお打ち合わせから会場手配・撮影・編集・公開までをワンストップでご提供いたします。機材の準備やセットの設営なども弊社がまとめて行いますので、最小限の労力で効果の高いセミナー動画の制作が可能です。

「セミナー動画でマーケティング効果を上げたい」「企業活動に動画を活用したい」という企業様は、ぜひフクラシアまでお気軽にご相談くださいませ。

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