簡単便利!マインドマップとは?議事録作成への活用方法


会議の流れが早くて追いつけない、議事録を取ったものの後で読んでもよくわからないという方は、議事録の取り方を変えてみてはいかがでしょうか。なかでも便利なのが「マインドマップ」を使った方法です。簡単に作成することができ、会議の流れを一目で把握できるマインドマップを使った議事録の作り方をご紹介します。

マインドマップとは?

マインドマップとは、トニー・ブザンが提唱した自分の考えを視覚的なイメージで整理する表現方法。1枚の紙の中央にキーワードやイラストで表したテーマをおき、そこから放射線状に連想するキーワードやイメージをつなげていき、発想を展開させます。言葉やイメージ、数字、色などを組み合わせて作成するため、記憶に定着しやすい手法といわれています。

マインドマップは脳の右脳・左脳の両方を使うのもポイントです。五感を司る右脳で絵を描き、思考や論理を司る左脳を使ってメモを取ります。こうして脳を活性化させて一枚のマインドマップを作り上げるので、作業の過程で会議に必要な想像力や集中力を高められるでしょう。右脳をより活性化させるには、マインドマップに絵を描く際に、色を使うのが効果的だといわれています。要素ごとに色分けしておくと、状況の整理にも役立つでしょう。

会議の議事録にも便利なマインドマップ

会議の議事録を文章で作成するのは大変なもの。メモに追われて会議のスピードに追いつけなくなったり、話題が二転三転したときに議事録も支離滅裂になったりと、何かとトラブルが発生しがちです。そこで活躍するのがマインドマップです。特に、ブレインストーミングのような意見が多く集まる会議で活用しやすいでしょう。

マインドマップでは議事録のように文章を書き連ねる必要がなく、キーワードやイメージイラストを描くだけで議事録が完成するため、作業時間が短縮できます。すっきりと見やすく仕上がるので、会議の内容をスマートにまとめることができるのもうれしいところ。会議中に考えをまとめたいときも、作成中のマインドマップを見れば、素早く全体像や関連性を把握できます。

マインドマップを活用した議事録の作成方法

議事録でマインドマップを作るときは、手書きでもパソコンでもOKです。パソコンで作成する場合は、専用のソフトウェアがあれば便利でしょう。手書きならカラーペンも忘れずにご用意を。

マインドマップでは、フリー矢印はアイデアの流れを表し、双方向の矢印は関連性のある同価値のテーマを結びます。そして、線で結ばれていないアイデアをフローティングトピックといいます。これらを活用することで、マインドマップは簡単に作成できます。

無地のページの中心にメインテーマを書く
メインテーマを囲むように、中心から外側へ向かってサブトピックを書いて線で結ぶ
メイントピックと無関係の重要な発言は、フローティング・サブトピックにする
誰かが関連する発言したら、サブトピックから枝を伸ばしてアイデアを書く
大事なアイデアは目立つように色を変えたり、アイデアの横に落書きしたりしてOK
このように思いのままに書いていくだけでマインドマップは完成します。関連するトピックを線で結んでいくことで、重要なヒントを発見できることもあるでしょう。

マインドマップは会議中も終了後にも活躍

会議の流れを俯瞰的に把握できるマインドマップ。会議中に進行状況を整理しやすく、会議が終了してからもどんな内容だったかを確認しやすい実用的な議事録となります。簡単に作成できるので、会議の流れから乗り遅れることなく議事録を作り上げていくことができるでしょう。議事録の作成にお悩みの方は、今後活用してみてはいかがでしょうか。

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