商品展示会への出展を決めたら、次に考えたいのはブースのデザインです。自社の商品を魅力的に見せることはもちろん、多くの入場者を得て、ビジネスチャンスとして次につなげることが重要。そのためにもブースデザインには、動線を考慮したプランニングが必須です。

商品展示会の動線を考えるポイントについて見ていきます。ブース内への誘導計画をしっかり練って、商品展示会を成功へと導きましょう!

出展の目的は?

出展の目的は?

展示会写真

集客したいだけなのか、それとも商品の認知度を上げたいのか、出展の目的を明確に持つことが、よいブースの動線デザインにもつながります。まずは集客することが目的なら、入りやすい動線を意識することが大切です。商品の認知度アップを目指したいなら、見やすい動線を確保しましょう。

また、展示商品の大きさや数によって、ブースのコマ数を決める必要もあります。動線を考えることで、おのずとコマ数も導き出されてくるでしょう。人気のある展示会なら早いうちにブースのコマ数がいっぱいになってしまうことも……。1コマだけのスペースでは足りないようなら、2コマ、3コマと確保します。

入りやすいブースの動線とは?

数ある展示ブースのなかから自社ブースを選んで入ってもらうためには、デザイン的な工夫が必要です。見た目が目立つデザインもそのひとつ。アイキャッチになるような大きなアイコンをブースの上部につけると、目立つだけでなく、サイン代わりにもなって人が集まりやすくなります。

外から入りやすい動線を確保したブースデザインにすることももちろん大切。壁で閉じられたようなブースは、閉鎖的な印象を与えるのでNGです。間口を広くとる、壁の間に中をのぞき込めるようなすき間を作るなど、開放的なブースづくりを目指しましょう。

あえてブースの外側に展示する

展示商品に対してコマ数が少なく、スペースの確保が難しい場合は、ブースの中に入らなくても商品が見えるように、あえて外側に展示する方法もあります。入ってもらうというより、近くに来てさえもらえれば、商品を見てもらえる作戦です。この場合、呼び込み用のMCを入れたり、プレゼント付きアンケートで人を集めたりして、ブースへの集客に努めましょう。

間口いっぱいに商品を展示できるので、効率の良いデザインになります。コーナーにブースを確保できれば、側面にも展示できますね。

ブース内で回遊しやすい動線とは?

ブース内で回遊しやすい動線とは?

商品を見てもらうには、見やすい動線の確保が必要です。人が通れる幅、商品に対する目線の高さなど人間工学的な観点で考えながら、ブース内回遊のための動線を考えましょう。

ストーリーを考えた動線

バラバラに関連性なく商品を展示しても、来場者の頭に情報として残りにくいものです。ストーリーを考えた動線を作ることで、記憶に残る商品展示を目指しましょう。年代順に並べる、同じモデルはまとめるなど、スムーズに見られる展示を心がけてください。

人が通りやすい動線とは?

人が圧迫を感じずに通れる通路の幅は60センチと言われています。さらに、ポスターを貼ったり商品を飾ったりするならその分のスペース確保も必要ですし、人がすれ違えるだけの幅もいるでしょう。ブース内に閲覧用の回遊路を作るなら、最低でも120センチの幅を作ったほうが通りやすく、見やすい動線になります。

目線の高さに重要な情報を

大切な情報、最も伝えたいことは、目線の高さを意識して設置します。商品展示会に来てくれた来場者が、みんな注意力を持って観覧してくれるとは限りません。なんとなくブース巡りをしているなかで注意を引き付けるには、目に入りやすい位置=目線に合わせて情報発信することが重要になってきます。

成人男性の目線を意識するなら、床から150センチぐらいのところに、アイキャッチになるように情報を掲出しましょう。商品を飾るときも、棚の位置を工夫して目線を意識してみては?

動線を工夫した商品展示会

なんとなく商品を展示するだけでは、せっかくのビジネスチャンスをふいにすることにもなりかねません。来場者の立場に立った動線デザインで、商品展示会を最大限に活用しましょう。目立つデザインだけでなく、人間工学にも配慮した動線で、自社の商品認知率アップ!

参考:
展示会成功の10の秘訣|インターデザイン
通路と歩行|ミスター総務
博物館資料論 Ⅵ展示|東海大学海洋学部 柴正博