わかりやすいプレゼンテーションに欠かせないのが、まずは見やすい、目を引くプレゼン資料です。
構成やデザインで悩みがちなプレゼン資料、canvaなら、おしゃれで魅力的な資料があっという間に出来上がります。
「canvaはプレゼン資料が作成できるツール」として有名ですが、プロのデザイナーのテンプレートや豊富な素材を活用できるので、初めての方でも簡単に洗練されたプレゼン資料ができあがります。
そして、プレゼンテーションには資料だけでは伝わらない企画の意図や内容、ニュアンスなどを伝えるという役割があります。せっかく作ったプレゼン資料のシナリオをそのまま話すだけではもったいない。身振りや手振りを含めて、良い印象を与える話し方を意識することで、相手により理解され、納得してもらえるプレゼンテーションを目指しましょう。
プレゼンテーションを成功させるために、相手に伝わる「話し方」のコツをご紹介します。
ゆっくり、はっきりと話す
プレゼンテーションは時間との勝負。内容を詰め過ぎると早口になりがちです。要点を絞って、できるだけゆっくりとした口調を心がけましょう。
聞き取りやすいように、口を大きめに開いてはっきりと話すようにします。口の開け方を意識するだけで、明瞭な言葉遣いになり、聞き取りやすいプレゼンテーションになるのです。
どれくらいのスピードが一番良いかは、会場の広さや参加者の人数によって変わります。利用する会場で一度リハーサルをしてみるのもおすすめです。
時間をはかりながら行うことで、準備した原稿の見直しにもなります。緊張しやすい人ならなおのこと、本番前の練習も忘れずに。
身振りや手振りを加えて話す
コミュニケーションに関するある実験では、言葉で伝わる内容は7%程度に過ぎず、残る93%は表情や身振りなどの動作で判断されるという結果が出ています。
プレゼンテーションでも同じく、発表をしている人の一挙一動が、見ている人に内容以上の刺激を与えるのです。 直立不動で淡々と話すのではなく、表現豊かな動作や話し方も工夫してみましょう。顔の表情づくりが苦手な場合は、腕を大きく上げてスクリーンを指し示すだけでも効果的です。 量や長さの話題には両手を使って少し大げさに表現するだけでも、相手からの注意を引くことができます。
プレゼンテーション用のスライドが変わるたびに、右から左へと立ち位置を変えるのも良いでしょう。言葉だけでなく、体全体で表現することを意識してみましょう。
体験談を交える
人は身近な話ほど親近感を覚え、共感します。また、臨場感のある内容はインパクトを与えます。実例として体験談を交えて話すことで、より理解度が増し、伝わりやすくなります。 プレゼンターにとっても、リアルな体験を言葉にすることで、話しやすくなることでしょう。
内容から脱線しすぎないように注意は必要ですが、子育てのエピソード、趣味の活動に関することを交えてもよいでしょう。
人柄の評価にもつながり、プレゼンテーションに彩りを添えてくれます。
ただ資料どおりに話すだけでなく、身近な話題を挟むことで、リラックスしたムードも作れるでしょう。
アイコンタクトを取る
相手の目を見て話をすることは、相手への信頼を示します。アイコンタクトを取りながら、話すようにしましょう。
原稿とスライドばかりを見ていては、会場の反応もわかりません。会場を広く見回すことは、参加者への敬意を示すことにもなります。恥ずかしがらずに堂々と目線を上げましょう。
アイコンタクトが取れると、話を聞く側にも集中力が生まれます。ただ話を聞くだけという姿勢から、積極的に内容を理解しようという意欲を与えるのです。
参加者の多いプレゼンテーションなら、最前列の端から端、さらにそこから、最後列の反対側の端まで対角線上に見渡しながら話すと効果的でしょう。
一人を納得させるつもりで、集中する
少人数、大人数にかかわらず、プレゼンテーションをするときは、だれか一人に神経を集中させることも、伝わる話し方のコツです。 アイコンタクトをなるべく多くの人と取りながらも、ポイントとなる内容に話が及んだら、キーパーソンを選んで、その人を納得させるつもりで話すようにします。 自然と感情を込めやすくなり、その意識が全体に伝わります。
キーパーソンの設定がないときは、複数の人でも構いません。上述のアイコンタクトの取り方に従って、会場内の数人に意識を集中させながら話します。
5つの話し方のコツでプレゼン上手に
ご紹介した5つの方法は、特別な訓練は必要ありません。普段のコミュニケーションから活用できるシンプルな手法です。日常の中で話し方や動作を意識してみましょう。
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