セミナーを盛り上げるためには、参加者が積極的な姿勢で参加できるかどうかにかかっています。講師の魅力はもちろん、セミナーの内容も重要ですが、意外と忘れられているのがセミナー全体を仕切る司会者、ファシリテーターの役割です。
ファシリテーターは、セミナー全体をコントロールしながら活気付けるという大切な役目を担った存在。ファシリテーターの技量によって、セミナーの盛況が左右される場合もあります。
ファシリテーターが持つ重要な役割と、セミナーを演出するためのポイントを紹介しましょう。

ファシリテーターの必要性

セミナーで重要なのは、「テーマ」と「講師」です。興味を引くタイムリーなテーマを、臨機応変に語れる講師がいてこそ、セミナーは成功します。しかし、テーマと講師が良ければそれだけでセミナーが盛況に終わるのかというと、そんなことはありません。セミナーという「場」全体を仕切る演出家が必要です。
「場」全体を盛り上げるためには、参加者の気持ちを統一しなくてはなりません。全員が同じ方向性を持つことで、セミナーという「場」の雰囲気を盛り上げます。
参加者の思いをコントロールし、全体の雰囲気を演出するのが、ファシリテーターです。

セミナーにおけるファシリテーターの役割

通常、セミナーでは司会者がその日のテーマと講師を紹介し、講師が登壇するところからスタートします。また、長時間に渡るセミナーでは途中で休憩を挟みますが、その具体的な指示もファシリテーターが行います。
講師の話が終了した時点で参加者に質問したり、その日のまとめを簡単に語ったりすることも、ファシリテーターの役目です。
よく「司会進行役」という意味で、ファシリテーターという単語を使いますが、「進行役」という定義を、多くの人が誤って解釈しているのが実情です。
タイムスケジュールに合わせて休憩を挟んだり、講師の話をコントロールしたりすることを「進行」ととらえる人が多いのですが、そうではありません。本来の「進行」とは、セミナーの場全体をコントロールすることなのです。つまり、セミナー参加者の意欲をひとつに集約し、場の雰囲気を盛り上げる役目を担うことを「進行役」と呼ぶのです。

セミナーを成功させるための「3つのテクニック」

では、具体的にはどのようにして、場の雰囲気をコントロールし演出すればいいのか見ていきましょう。

1.話を聞き出す

ファシリテーターはセミナー開始の前に、講師を紹介します。通常は、講師の略歴を簡単に紹介しますが、もう一歩踏み込んで、講師に短いインタビューをしてみましょう。講師のキャラクターを参加者に印象づけることができます。
あるいは、その日のテーマを具体的にどのような形で語るのかを講師に質問するのもよいでしょう。そうすることで、講師が何を語るのかという方向性を参加者に示すことができます。

2.話をまとめる

休憩前、本編終了後には、それまでの話を簡潔にして参加者に伝えることも、場を盛り上げるためには必要です。簡単なまとめとして、一言二言でもかまいません。
難しいテーマであればあるほど、簡潔なまとめは、参加者の理解の手助けとして重要になっていきます。

3.なごませる

マニュアルどおりの進行では、セミナーの雰囲気も堅苦しいものになりがちです。場の雰囲気を盛り上げるためには、参加者の気持ちをリラックスさせることが必要です。
ユーモアと共感を抱けるカジュアルさも、ファシリテーターは身につけておきたいもの。場をなごませる参加者の笑顔を引き出すのが、ファシリテーターの役目です。

ファシリテーターの進行が「盛況なセミナー」を作り出す

セミナーの成功は、ファシリテーターの進行次第で大きく左右されるものです。講師の話をうまく引き出し、参加者の積極性を作り上げ、その日のテーマを簡潔にまとめる……そうした流れを作ることで、参加者全員が満足できるセミナーとなるのです。
今回紹介したファシリテーターのテクニックを参考にして、盛況なセミナーを演出してみましょう。

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