セミナーを開くときに大切なのが、会場の雰囲気です。雰囲気次第で参加者のやる気が出たり、出なかったりするため、理想の雰囲気をつくるよう心がけたいところ。参加者がセミナーに集中でき、かつリラックスして過ごせる雰囲気づくりのコツとは、いったいどんなものなのでしょうか。

スタッフ同士で目的を共有し、チームワークを高める

スタッフ同士で目的を共有し、チームワークを高める

セミナーの雰囲気を意識する前に、主催者側であるスタッフのチームワークを大切にするところから始めましょう。セミナーの成功に向けて、企画立案や準備の進行を通して、少しずつチームワークを高めていくのです。

そして、セミナー当日。チームワークを最高の状態へ導く秘訣は、目的の共有です。事前準備が始まる前に、リーダーがスタッフ全員に対して目的を明確に伝えます。スタッフ一人ひとりが目的の実現に向けて積極的に取り組むことで、チームワークはグンと高まります。リーダーの意識や声かけは、おのずと会場の雰囲気に影響するものです。スタッフの活気ある姿を見ると、参加者も前向きな気持ちになりやすいでしょう。

まずはアイスブレイクで緊張をほぐす

セミナーが始まったものの、参加者が緊張してぎこちない雰囲気が流れてしまうのはよくあることです。スタッフは、参加者に歓迎の意を伝え、リラックスしてもらえるよう働きかけましょう。こうした場面で取り入れたいのが、緊張やわだかまりをほぐしてくれる「アイスブレイク」です。近くにいる人と話したり、チームプレイをしたりすることで、その場の空気が和み、参加者にも笑顔が生まれてきます。ここでは、代表的なアイスブレイクを紹介します。

自己紹介で交流が生まれる「ネームトス」

スタッフを含めて参加者たちが円になり、各自が呼ばれたいニックネームを考えます。そのニックネームで順に自己紹介していき、全員が全員のニックネームを覚えます。そして、リーダーが誰か一人の名前を呼びながらボールを投げます。受け取った人は、先ほどと同じように誰かの名前を呼びながらボールを投げます。これを繰り返すことで、楽しくニックネームを覚えることができます。

自然とチームプレイができる「地図を作ろう」

参加者自身がコマとなり、全員で日本地図を作るゲーム。参加者が適当な位置に立ち、人間の位置だけで日本地図の形を作り上げるのです。自分の出身地と想定される場所に立ち、周りの参加者に話しかけ、出身地を確認しながら立ち位置を調整します。北海道出身の人が右上、九州出身の人が左下といった要領でコマを埋めていき、協力しながら日本地図を完成させることで、達成感を味わえます。同郷の人が見つかると、さらに盛り上がります。

自分が楽しむことで参加者を巻き込む

自分が楽しむことで参加者を巻き込む

興味深く感じる人の話は、集中して聞けるものです。主催者自身がセミナーを楽しみ、参加者に伝える意志を強くもって取り組むことで、参加者は次第にその話に惹きつけられていきます。参加者は話を楽しく聞いているうちに、その内容に対しての好奇心がどんどん強まっていくでしょう。

注意したいのが、言葉選び。セミナーでは参加者の向上心を高めることが重要ですが、ネガティブな言葉が多いと、参加者の意欲が低下したり、会場の空気が重くなったりしてしまいます。同じ内容を話す場合でも、意識的にポジティブな言葉を選ぶことで、空気が和らぎ、意欲を高めることができるでしょう。

主催者が楽しむ気持ちを忘れずに

セミナーを成功させるコツは、適度な緊張感とリラックス感です。しかし、主催者自身が緊張してしまうと、堅苦しい雰囲気になったり頼りない印象を与えたりします。その場を楽しむゆとりが伝わることで、参加者も程よくリラックスできるもの。主催者自身がセミナーを楽しむことで、自然といい雰囲気ができあがることでしょう。

参考:
アイスブレイク集|特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会
セミナーでよい雰囲気をつくる5つの秘訣|WANTEDLY
セミナー会場内に「いい雰囲気」をどうやって作るのか?|セミナービジネス実践会