新入社員研修ではビジネスマナーを身につける教育が重点的に行われます。企業の一員として働いたことのある方はわかるかともいますが、相手からの信頼を得るためには挨拶や言葉遣いなどができることが最低ラインです。
新入社員に対し効果的なビジネスマナー研修を実施するため、その目的や研修の基本、重要な要素を理解しておく必要があります。ここではビジネスマナーの基本や社員研修の目的、重要性やメリットについてお伝えします。
ビジネスマナーを学ぶ目的・意味
社会人として目上の人や取引先の方からの信頼を得るためには新入社員研修でビジネスマナーを学び、失礼のないようにコミュニケーションを行う必要があることはご存じだと思います。
新入社員には同世代間のコミュニケーションが得意な一方で、年齢・立場の異なる相手との交流となると、苦手意識を持つケースもあります。
未成熟な新社会人と、社会人経験のある既存社員との間では、「マナー」についての認識が異なる場合も珍しくありません。
しかし、新入社員研修で「相手を気遣う心」やその作法を学んで“マナーに対する認識のギャップ”を埋めることができれば、信頼を得られる社会人として成長してもらうことができます。
ビジネスマナーの基本
挨拶や心構え等、新入社員が覚えておきたいビジネスマナーは様々です。まずはビジネスマナーとして身につけておきたい基本事項について見ていきましょう。
挨拶
挨拶のマナーは社会人として最低限身につけておく必要があります。挨拶は社員同士のコミュニケーションのほか、上司や重役などにも名前を覚えてもらうきっかけになる大切なビジネスマナーです。
また、社外の方と接する際に挨拶がきちんとできている社員は、相手に好印象を与えることができます。
社員研修では自分から進んで挨拶をすること、状況によって挨拶を使い分けることなどを学びます。
責任感
社会人になると与えられた仕事を最後まできちんとやり遂げること、自主的に考えて行動する責任感が求められることをきちんと理解していない新入社員もいます。。そのため新入社員研修では「学生時代と異なり、お酒を好きなだけ飲んでしまうと次の日の仕事に悪影響が出る」など、“普段から自分の行動1つひとつに責任を持つこと”を学んでもらうことが重要です。
時間
時間にルーズな人は敬遠され、自分の信用を落とすことになることを理解していない新入社員もいます。。時間を守らないと相手の時間を奪ったり、会社の看板を気づ着けてしまう可能性があることをしっかり伝えておく必要があります。
時間厳守の意識を形成するためにも、新入社員研修では時間に対する重要性を学ぶ内容を盛り込みましょう。
言葉遣い
相手に不快感を与えないためには、新入社員研修で敬語や謙譲語・丁寧語の使い分けを知り、実際に使いこなせるようになってもらう必要があります。
ただし新入社員の場合、いきなり完璧に使い分けるのは難しいかもしれません。そのため、初めのうちは、「相手を敬っている」ということが伝わる努力をするところから始めるとよいでしょう。
報連相
報連相(報告・連絡・相談)は業務を円滑に進めるために必須であり、社会人には常識のスキルだといえますが、徹底できる新入社員はあまり多くない可能性があります。
新社会人の中には具体的な報連相の方法を知らない、という者も多く見られます。新入社員研修では「要点を押さえつつ相手に配慮し、適切なタイミングで相談するにはどうすればいいか」を教えることが大切です。
ビジネスマナー研修をわざわざ行う理由
ビジネスマナー研修は、マナーの重要性を理解することを前提としています。さらに基本知識や行動様式を理解し、ビジネスシーンで実践ができるようになるのがゴールです。
挨拶や時間厳守などの表面的な部分は、仮に社員研修をしなくとも既に身に着けている可能性があります。しかし、ビジネスマナーの根幹となる「おもてなし、思いやりの思想や考え方、スタンス」については、新入社員だけで理解するのは難しいでしょう。
ビジネスマナーを意識・型・実践という流れで身につけられるのは、体系的な教育をおこなう社員研修だからこそできることです。
ビジネスマナー研修の内容
社員研修におけるビジネスマナー講座の内容は組織によっても変わりますが、一般的には「挨拶」「責任感」「時間」「言葉遣い」「報連相」などの内容の座学・実践を行うケースが多いです。
ただ、ビジネスマナー研修は「型」のみを学ぶのでは意味がありません。社内で開催するにしても、外注で講師を呼ぶにしても、マナーの真の意味である“相手を思いやる思想・考え方”を学べる社員研修にすることが重要です。
ビジネスマナー研修をわざわざ行う理由
社員研修でビジネスマナーを学ぶと、社員・会社の双方にメリットがあります。具体的なメリットは次の2つです。
配属に関わらず活かすことができる
社員研修で学んだビジネスマナーは、社外のみならず社内でも有用です。たとえ社外とかかわりを持つ部署以外へ配属になったとしても、存分に活かすことができます。
ただし、部署ごとに必要なスキル・知識の社員研修については、配属が決まってから行う方がよいでしょう。
会社のイメージ向上
社外の打ち合わせにおいて外部の人から見れば新人か・管理職かは関係なく、「〇〇会社の人」とひとくくりで認識されます。もし自社社員の態度が悪かった場合、個人を通り越して会社のイメージまで損なってしまう可能性もあるでしょう。
このような場合に社員がきちんとマナーを身につけていれば、個人のみならず、会社に対してのイメージも良くなります。
ビジネスマナー研修に適した会場選び
新入社員研修でビジネスマナーを教える場合、30人以下のまとまりで行われる事例が多く見られます。
社員研修の人数は多すぎても十分なフォローができませんし、少なすぎても効率が悪くなります。新入社員研修を行う場合は、適切な人数設定になるよう意識しましょう。
またビジネスマナー研修は数時間単位で行われますが、自社で開催した場合、研修の間はずっと会議室が埋まって使えなくなってしまうデメリットもあります。こうしたデメリットを回避するために、企業の中には「貸し会議室」を利用して新入社員研修を行うところも多いです。
フクラシアでは東京駅・品川駅付近で社員研修にご利用いただける「貸し会議室」をご用意しております。
洗練されたデザインの内装、駅近でアクセス抜群の立地が特徴で、外部講師を招かれる場合にもおすすめです。
また、全会議室で社員研修に必要な設備やネット環境が整っており、使い勝手も良好です。対面研修の会場としてはもちろん、社員研修のオンライン配信会場としてもご活用いただけます。
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まとめ
新入社員研修で学ぶ内容のうち、ビジネスマナーは「相手からの信頼」を得るために必須ともいえるスキルです。
社員研修で得たスキルは、その後新社会人たちの大きな財産となります。
社員研修担当者様は、参加者が集中して社員研修に参加できる環境、およびビジネスマナーの意識・型・行動を学び、自分のものにできる研修プログラムを用意するよう努めましょう。
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