面接官に必要な「心構え」と「質問手法」とは
面接官に必要な「心構え」と「質問手法」とは

投稿日:2019年7月4日
面接官の判断ひとつで、採用結果には大きな影響が出ます。

外見や言葉づかい、これまでの経歴といった表面的な要素だけで評価した場合、「雇用のミスマッチ」や「良い人材を逃す」ことになりかねません。
また、圧迫面接のような問題を引き起こす恐れもあるでしょう。これらを防ぎ、良い人材を採用するために面接官に必要な「心構え」と「質問手法」について見ていきましょう。

面接官に必要な心構え四ヵ条

面接官に求められる心構えには大きく4つあります。

1.どのような人材が欲しいのか、定義を明確にする

「どのような人材が欲しいのか」という定義が曖昧だと、求職者への質問も的を外しがちになり、より良い情報を引き出すことができません。
面接に臨むにあたって、まずは会社が求める人材像を明確にしましょう。定義を明確にするためには、すでに社内で活躍している社員を分析するという方法があります。
「なぜその社員が活躍しているのか」
「採用の際、誰がどのような考えで採用したのか」
について考えましょう。そうすることで、これまでどのような採用基準で人を採り、それがうまくいったのかどうかを検証することができます。
そして、現在の社内の状況も考慮に入れながら、採用基準を練り直しましょう。

2.面接官は「主観」を混えすぎない

面接は一緒に働くことになるメンバーを見極める機会ですから、どうしても主観が混じってしまうものです。
しかし、「好き嫌い」ばかりで判断してしまうと、面接官同士の評価に差が出ますし、会社にとって本当に良い人材かどうかを正しく評価することができなくなります。
できるだけ客観的に、相手の能力を見極めましょう。

3.必要な情報を漏れなく集める

質問を通じて集める情報が面接ごとにばらばらだと、候補者同士を正しく比べることができません。必ず聞いておかなければならない項目のチェックリストを用意しておくなど、質問に抜け漏れがないよう注意しましょう。
また、後述する「STARS」という質問手法のフレームワークを用いるのもおすすめです。

4.「仕事に関係ないこと」は聞かない

面接では、「仕事に関係ないこと」を聞くのはタブーとされています。
具体的には、「本籍」「家族状況」「家庭環境」「思想」「宗教」などです。
仕事に関係ないため、本来は選考の際に聞くべき内容ではないはずですし、就職差別や圧迫面接にもつながることに注意しましょう。

「STARS」で効率良く質問しよう

面接の時間は限られているため、面接中に評価を下そうとするのは控えましょう。評価に必要な情報を聞き出すことに専念することで、効率良く面接が行えます。ここで有効なのが、「STARS」と呼ばれる質問の手法です

Situation 環境(前職での業務、大学での研究・サークル活動など)
Task 課題や役割は何か
Action どのような行動を取ったか
Result どのような結果を出したのか
Self-Appraisal 自己評価や改善点はどこか

上から順に尋ねることで、相手についてどんどん掘り下げて聞き出すことができます。
例えば、最初のSを「前職での業務」に設定したとします。すると次にTの項目で「以前の業務ではどのような役割を果たしたか」を尋ねます。そしてAでは「具体的な行動内容」が、Rで「結果」が、最後のSで「全体についての自己評価と改善点」を聞き出すことができます。
このフレームワークに則って質問をすることで、面接後に「聞いておけばよかった」と後悔することも防げるのです。面接中に情報を多く聞き出し、判断材料を集めたうえで、終了後にじっくりと評価をしましょう。

おわりに

面接官が適切な心構えとスキルを身につけることで、より良い採用活動が可能になります。
雇用のミスマッチなどマイナスな点を防ぐだけでなく、良い人材を採用することで社内の活発化と発展にもつながります。そのためにも、「心構え」と「質問手法」を身につけておくことが重要なのです。

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