社員研修に、アイスブレイクのネタとしてゲームやエクササイズを取り入れる企業が増えています。
アイスブレイクのメリットは場の雰囲気を和ませることだけではありません。上手に取り入れることで、研修をより有意義なものにすることができます。
研修会の開催の目的に合わせながら、「何のためにゲームを行うのか」を意識して選んでみましょう。簡単な準備で行えるゲームのネタを目的別に紹介します。
グループ分け・ペアづくりのためのゲーム
研修の最初に簡単なグループ分けをしてみてはいかがでしょうか。
準備は簡単で、受付で社員にグループ番号が書かれた札を渡しておくだけ。ランダムなグループ分けをするようにしましょう。グループ分けをした際に、最初にコミュニケーションをとる機会を与えると、その後のグループワークがスムーズになります。必ず全員で会話を行うように企画するのがポイントです。
例えば、お互いに誕生日を教え合うのはいかがでしょうか?自分の誕生日という誰もが気軽に答えられる内容なら、会話が途切れることなくコミュニケーションをとることができるのではないでしょうか。
よりグループを細分化したい際には「生まれた順に整列ゲーム」にしてしまってもいいですね。参加者に誕生日順に並んでもらい、3人1グループなら前から3人ずつ、ペアなら前から2人ずつに分けていきます。質問の内容を変えるだけでいろいろアレンジできそうです。
参加者がお互いを知るためのゲーム
自己紹介は定番ですが、初対面だとなかなか話が発展しにくいことがあるでしょう。
「○○部署の▼▼です。よろしくお願いします」という紹介が続いてしまうことも。最初の人が言った当たり障りのない内容を、あとの全員が受け継いで話すという流れは、とても退屈なもの。自分の発言に集中するだけで、ほかの人の自己紹介に意識が向いていなければ、せっかくの機会が台無しです。交流会をかねた研修なら、もう少し踏み込んだ紹介を加えてもらい、ゲームとして取り入れましょう。
例えば、「生まれ変わるとしたら何になりたいですか?」「小さいころの夢はなんでしたか?」など、普段の会話ではなかなか出てこない話題なら、意外性があり盛り上がります。それぞれの回答から、個性が感じられ、意外なところで親近感を抱くことができるかもしれません。
参加者が打ち解けるためのゲーム
初対面同士の参加者が打ち解けるためには、会場全体の緊張感をほぐすことが大切。場の雰囲気が和むと安心感が生まれ、心がオープンになります。まだ社員同士にわだかまりがあってストレスを感じてしまっているときに最も有効なのは、笑顔になるゲームです。
少し時間はかかりますが、「お絵かきしりとり」はいかがでしょうか?大きな紙とサインペンだけでできるのがうれしいところ。前の人が描いたイラストに続けて、しりとりの回答となる絵を書き足します。描いた絵についての発言は禁止。一巡したら、それぞれが何を描いていたのか答え合わせをしてみましょう。合っていても間違っていても盛り上がります。
イラストを描くという童心にかえったゲームで、お互いの距離も縮まります。
頭をリフレッシュするためのゲーム
長時間続く研修では、参加者の集中力が低下してきます。研修の合間や、昼食後の眠くなりやすい時間を使ってリフレッシュできるゲームを取り入れましょう。
簡単にできるのが、あと出しじゃんけんゲームです。隣の人とペアをつくってもらい、どちらの人があと出しするかを決めてから行います。あと出しする人は、必ず負けるように出すのが、このゲームのポイント。ついつい勝つように選んでしまうので、負けるためには予想以上に頭を使います。
文字を読んだり話を聞いたりするのとはまた違った頭の体操になるので、リフレッシュ効果が期待できます。
どんな効果を求めますか?
なんとなくゲームを行うのではなく、実施する研修やその時の状況に合わせて必要なゲームを選ぶことが大切です。
期待した効果をゲームで得られれば、研修がよりスムーズで意義のあるものになるのではないでしょうか。
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