キックオフのモデル事例 映像を使った企画演出編

200名のベンチャー企業様。コロナは明けたが人が集まり何かをする機会が少なくなった昨今。最近は、会社の方針をメールやZOOMで伝えるも今一つ響かない。
これからより皆の意識をひとつにして方向性をつくりたい。
そんな気持ちの中、経営会議の中では研修や社員旅行などの案も出されたのですが、「経営者の考えを伝え、頑張る社員を称えるキックオフミーティングが良いのでは」ということになりました。とはいえ、忘年会や暑気払いは行っているものの、全社的なイベントは初めて。いったいどうすれば良いものか?

キックオフでやりたいこと

やりたいことは盛りだくさんだが要点をしぼると
今を共有したい。目指したいことを伝えたい。前提は皆に感謝の気持ちを伝えたい。
そして同じ目標をめざしたい。

ど派手な演出でサプライズを…

ビジョン発表はそこそこに、表彰式で社員をレッドカーペットから登場させて最大限に称賛する、などメリハリを持たせた内容を当初考えたようです。業績も良く、勢いを増すような演出が良いと最初は思ったからだそうです。ただ、それでは社員に溜まった不満に蓋をすることにもなりかねず、もっと実直でストレートな演出が良いのでは、という話になりました。

一方的なイベントではないものを作る

一方的に事業への想いを語るだけではなく、共に働く社員、仲間、上司に感謝し合う、というコンセプトに切り替えて企画を練り直しました。
「ではどうすれば感謝の気持ちが伝わるのか?」「シンプルにし過ぎて地味にはしたくはない」。ご担当者間で協議を重ねる中で方向性がまとまってきました。

ご提案 コンセプト設計から落とし込んだ企画演出

ストレートな言葉と巧みな映像で想いを伝える。単なる派手な演出で盛り上げるのではなく、素直な想いや頑張った社員への称賛をストレートに表現する方針でプランニング。とはいえ、映像を巧みに使うことで、地味にならず、その効果を倍増させるという狙いがありました。

コンセプトからスローガンへ

何を一番大切にするかという話をしてもらう中で、色々な思いが飛び交いました。それを皆に伝えるときに少し言葉のズレなどが出てきました。そこで今の想いを色々書き出しその内容を一つのスローガンにする事を提案しました。最終的に決まったスローガンは
「皆と一緒に歩ける未来を!!」に決定。皆の共通言語も出来たことにより話あいは一気に加速しました。
スローガンが決まったのでいよいよコンテンツの製作です。
映像やコメントで素直な想いや頑張った社員への称賛をストレートに表現するをどのようにしたかを一例ですがご紹介します。

企画①社長によるビジョン発表

スライドを使った「業績報告」から始まり、「営業方針」を10分程度でプレゼン。
後半は「会社をこうしていきたい」という社長の思いやビジョンを語る場に。
と言っても堅苦しいものではなく、手紙にしたためた思いを社長が朗読し、映像で放映。日頃の社員の働きに、心から感謝していることや、疲弊している社員をねぎらう気持ちをストレートに表現しました。

企画②感動を呼ぶ表彰式

受賞ストーリーを映画仕立てに再現
授賞シーンを巨大スクリーンに映すことや、表彰に至るまでの頑張りや行動をドキュメンタリー風に編集した映像で放映、ストーリーをムービーで再現しました。映像製作コストはかかりますが、受賞者の感動は計り知れません。
直属の上司、顧客からの感謝コメントを流す
普段なら直接顔を見て言いにくいことでも、動画でなら伝えやすいというメリットを活用し、上司や顧客からのビデオレターを映像で流しました。厳しく指導されてきた社員ほど、その落差に感動し、号泣してしまうことも少なくありません。

企画③懇親会はひたすら弾ける!

感動から一転、はじける場に。社員有志による歌やダンスを中心にしたステージイベントやクイズ大会で大盛り上がり。
食事はブュッフェスタイルの立食ですが、料理に並ぶ時間がかからぬよう、両サイドから料理を取れるようにビュッフェ台の位置を工夫。社員間の会話の時間を増やしました。
盛り上げ料理として、定番の「マグロの解体ショウ」を実施しました。さらに懇親会を盛り上げるために「握りずし」「揚げたての天ぷら」「チョコレートファウンテン」の人気の実演料理3種もご用意しました。

経営陣の想いが正しく伝わった。

成長期の企業によくある「社長の想いが伝わらない」という課題。飲みにケーションで個別の社員に伝えていたつもりでも、やはり大半の社員の方は不安に思われていたそうです。
今回、きちんと社長自らの考えをビジョンや方針と共にスライドを使ってプレゼンしたことや、表彰式で社員を心からねぎらう姿勢を目の当たりにしたことで、社員の社長や会社に対する見方が変わった、という実感があるそうです。

今回は映像を使って「ねぎらい」「称賛」の気持ちを上手に伝えたことに成功のポイントがあったと思います。特に演出効果を高める企画演出は、利用しない手はありません。ぜひ会社全体の士気を高める表彰式にご利用ください。

まとめ

目的により演出を使い分ける
「感動タイプ」「楽しさ追求タイプ」「厳粛タイプ」など、目的や課題に応じて演出タイプを使い分けることが大切です。

映像を使った演出

表彰式で受賞者にしっかりとスポットをあて、賞のステータスを感じてもらうには、スライドや動画を有効活用するのがお薦め。ザ・コスモホールには国内最大級の500インチのスクリーンを常設。会場両サイドの壁もスクリーンとして活用できるので、迫力ある演出が可能です。

企画の筋を一本通す

特に感動タイプや楽しさ追求タイプは、だんだん派手な企画になり、当初の目的とかけ離れてしまうことも。例えば「社員のモチベーションアップ」などテーマ設定をすることでブレないイベントが実現します。

参加率アップは事前告知の徹底で

「何のためのキックオフイベントか?」。ともすれば面倒くさいだけ、と思われないよう、イベントの目的や狙いを文書にして事前に配布します。

年に一度、もしくは半期に一度、全国から社員を集めてキックオフミーティングや表彰式を開催する企業が増えています。この際の会場選びの選択基準は「大人数を収容できる会場であること」「会社への帰属意識を高められる華やかさ・高級感があること」が重要なポイントになります。

キックオフミーティングを成功させる表彰式3大トレンド
フクラシアの企画提案は、お客様のイベント目的や主旨にそった会場の利用プランをご提案しています。

※上記に掲載した事例はお客様が特定されないよう編集を行っております。
事実や実績に基づいておりますが、あくまで「よくあるモデルケース」としてご覧いただければ幸いです。

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