シンポジウムとは、ある分野やテーマについて専門家が議論を交わしたり
参加者と質疑応答を行ったりする公開討論会で、
意見交換や討論を通してテーマへの理解を深めることが一番大きな目的とされています。
セミナーやフォーラムと違って「参加者どうしで意見交換をすること」に大きな意義があるので、
オンラインで行うとなると双方向の音声配信が必須となります。
シンポジストとして著名な方が登壇されるケースも多い中、
本事例では「成功に向けて何をポイントに配信したのか」ご紹介させていただきます。

ご開催概要

外務省様は日本の外交を所管する行政機関です。
外国政府との交渉や情報収集、使節派遣といった外交政策の関連活動の他、
海外への日本文化の発信、国際条約への参画といった活動を行っています。

お客様名
外務省 様
ご実施
2021年3月
配信形態
ライブ配信
ご利用プラン
出張スタンダードプラン
開催場所
外務省様オフィス
  • お問合せ経緯

    新型コロナウイルス感染症が流行して約1年。これまで止む無く中止をしてきた各種のイベントを、“オンラインで”開催するという風潮が世間的にも高まってきていました。そんな中で計画されたのがこの国際シンポジウムですが、ご担当者様にとって初めての試みだったため、「どのように準備をしていったらいいのか?」「何をどうすればシンポジウムを『成功』に導けるのか?」全く想像がつかない中で、配信業者を選定されていました。
    そんな中、省内の他のご担当者様からご紹介いただいたのが、フクラシア配信サポートです。
    “ただ配信する”のではなく “オンラインイベントの『成功』をサポートする”という姿勢にご興味をお持ちいただく中で、初めてのオンライン開催だからこそ、不明点や懸念点を初心者目線でのご提案や、会の成功に向け伴走したいという姿勢に信頼を寄せていただき、お申し込みをいただきました。

  • ご実施に向けての課題

    ご担当者様も漠然とした配信のイメージはお持ちであったものの、「どんな機材が必要なのか?」「当日どんなオペレーションが必要になるのか?」「そもそも同時通訳を入れながらの配信は可能なのか?」と、具体的なご実施イメージがついておられない状態でした。また、最も重視されていたのが“参加者からの見え方”でした。
    今回著名な方々を講演者としてお招きされておりましたが、その中には会場参加の方とオンライン参加の方が混ざっていました。そのため講演者様の映り方にばらつきが出ない方法を模索していらっしゃいました。

  • フクラシアからのご提案

    フクラシアにお問合せをいただくお客様の中には、「配信をやりたいけれど、具体的に何をどうしたらいいのか分からない」というお客様も多数いらっしゃいます。そんなお客様にご実施イメージをお持ちいただくため、フクラシアでは「構成図」や「実際の配信画面図」、「3Dレイアウト」などを用いてご提案をしています。
    今回は下記のような構成図を作成し、どのような流れで配信が行われるのか、その際に必要となる機材と合わせてご提示させていただきました。

    ご提案させていただいた「構成図」

    講演者様の見え方にばらつきがでないためのご提案内容

    それぞれのPCからZoomに入室することで、講演者様おひとりずつ1画面に表示することが可能に

    また、課題であった【参加者からの見え方】については、講演者様ごとにカメラだけでなくPCをそれぞれ用意することで解決しました。今回、Zoom ウェビナーでの配信だったため、カメラを3台用意していても、PC1台だとオンライン参加の方に比べて会場参加の方の表示サイズが1/2や1/3になってしまいます。しかし、PCをそれぞれ用意しパネリストとして入室させることで、それぞれの講演者様を1画面に表示することができました。ちょっとした工夫ではありますが、著名な方をお招きしているからこそ【見え方】にこだわらなければいけないというご担当者様の立場に寄り添ってご提案した内容でした。

  • お客様からのお声

    当日は無事、お客様がご希望された形でスムーズに配信を行うことができました。今回ご担当者様にとっては初めてのオンライン開催となりましたが、「ところどころ小さなトラブルもありましたが都度迅速にサポートしていただき、ありがとうございました。こちらからの確認不足な面があったにも関わらず、皆様のおかげで無事に終了できました。サポートいただけて良かったです」とお声を頂きました。

今回のご利用プラン