これは鍛えられる!ユニークな新人研修事例4選

投稿日:2019年7月8日(更新日:2021年11月3日)
企業の新人研修では、ビジネスマナーや会社の理念など、学んでもらうことがたくさんあります。どれも大切なことですが、いまひとつ新入社員のやる気を引き出せていない……とお悩みの人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
そんなときには、こんなユニークな新人研修を参考に、プログラムを練り直してみてはいかがでしょう。

 

≪最適な会場をご提案いたします≫

 

「耐える」-伊藤忠商事:タフネス強化研修

伊藤忠商事が2012年度から取り入れている研修プログラム。重い荷物を背負って行う本格的な登山やキャンプなどを通じて、困難に「耐える」ことや、その乗り越え方を学びます。仕事でつらいことがあったときにも逃げずに問題解決に取り組んでもらいたいという、同社の願いが込められています。

仕事で問題が生じたときにどう対処していくかは、ホワイトボードを用いて言葉で教えることもできます。しかし、こうした野外活動を取り入れることによって、参加者は、発生する問題を理論だけではなく実際の感覚として受け止めることになります。そのような体験を通して、より実践的な問題解決能力を身に付けることができるのです。

「つくる」-大和美術印刷:しょうゆ造り

兵庫県姫路市の印刷業、「大和美術印刷」で行われている研修です。トマト味や黒ごま味など、オリジナルのしょうゆを造ります。味の調整や包装のデザインにも挑戦することで、ものを「つくる」過程を学び、時間の使い方やチームワークのコツをつかむことができます。
実務においては、どんな職種でも、さまざまな場面で創意工夫や相互協力が必要になります。この研修では、チームで実際に何かを「つくる」ことを通じて、そうした基礎的なことを学ぶ機会が得られます。

「考える」-TDK:竹とんぼ合宿

TDKが2001年から導入している、モノづくりの研修です。「世界一○○な竹とんぼ」というコンセプトで、3秒以上滞空する竹とんぼを製作します。どうすればコンセプトに合い、3秒以上滞空する竹とんぼを作れるかについて意見を出し合うことで、「考える」力が養われます。

この研修においては、モノを作るだけではなく、原材料の調達、原価計算、プレゼンテーション、販売など、事業プロセスのすべてを経験するところもポイントです。研修内の仮想販売会で利益を出せるかどうかも自分たちで考えなければならないのです。ビジネスマインドが培われるプログラムとなっています。

「笑わせる」-アップガレージ:漫才研修

中古の車・バイク用品を扱う「アップガレージ」の研修プログラム。一日でオリジナルの漫才を作り上げるというものです。「一流のビジネスマンたるもの、一流の芸人であれ」という持論を持つ社長が導入した制度で、お笑いタレント養成学校の講師がレクチャーを担当します。作ったネタは、もちろん社員の前で披露します。
ビジネスのシーンでは、人を「笑わせる」ことで場の空気が和んで、話がうまく進むこともあります。ユーモアのセンスは身に付けておくに越したことはありません。また、ネタを考え、人前で披露することで、自分や仲間の新たな面を発見する社員も出てくるでしょう。そうしたことを通じ、自分たちに秘められた可能性を見出すこともできそうですね。

参加者の緊張をほぐし、やる気を引き出そう

ユニークな新人研修、いかがだったでしょうか?
それぞれ工夫されたプログラムで、もし新入社員だったら体験してみたくなりそうですね。屋外で行われている研修もありましたが、このようにオフィス以外の場所で実施すれば、参加者の緊張もほぐれるかもしれません。研修用の会場を借りて、フレッシュな雰囲気を作るのもよいでしょう。
ぜひ、新入社員のやる気を引き出せる研修プログラムを作ってみてください。

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